鹿児島市-医療法人たけしば会 竹之内内科クリニック/循環器科,呼吸器科,内科/高血圧,狭心症,不整脈,高脂血症,糖尿病,気管支喘息,禁煙外来/ホームドクター

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禁煙外来

タバコ吸うのやめますか?それとも病気になるリスクを選びますか?

「タバコをやめられないのは意志が弱いからだ!」
「タバコが身体に悪いってわかってるのになぜやめられないの?」
「肺がんなどにかかったら医療費がかさんでしまうじゃない…」

そんなことを他人から言われたことはありませんか?

最近、タバコを吸う人の肩身はますます細くなる一方です。飛行機、電車、レストランそれに公共スペースなど至るところが禁煙、禁煙の大合唱。おまけに最近はタクシーまで…。吸う場所が減っただけならまだ我慢もできます。頭の痛いことにタバコの値段も再値上げがいま話題となっています。

「税金もいっぱい払ってるのになんでこんなに悪者にされるの」
「俺だって身体に悪いことぐらいわかってるよ」

と言いたくもなりますよね。でも本当はやめたい、でもなかなかやめられない

「何回か禁煙にチャレンジしたけどいつも3日坊主に終わってしまった…」

そんな経験、一度や二度ではないでしょう。まず結論から言いましょう。タバコをやめられない原因は意志が弱いからでも、だらしない性格だからでもありません。タバコをやめられないのはれっきとした

 

ND(ニコチン依存症)という病気

 

だからなのです。病気なのですから自分一人で頑張らず、医師やお薬の力を遠慮なく借りましょう。


皆さんこんにちは。はじめまして。医療法人たけしば会 竹之内内科クリニック院長の竹之内彰一です。(私のプロフィールはこちら

このホームページを訪れて下さったあなたはきっと“禁煙”を考えていらっしゃる方ですよね。そうでなければ、ホームページ上とはいえ、私との縁はなかったはずです。

さて、私はこの星ヶ峯地区に病院(クリニック)を開業以来17年を経てきましたが、最近「禁煙」についてのご相談が増えてきました。それこそ、禁煙したい方の多くの切実な声に接してきたのですが、患者さんから発せられる言葉で一番多いのが

「これだけ肩身の狭い思いをするんだったらいっそやめてしまいたい。そう思っているのだけれど3日坊主で終わってしまって…」

という声です。皆さんはやめられない原因として、

「意志の力が弱いから」

と感じてらっしゃる方が多いのですが、そうではありません。実際意志の力だけで禁煙しても

 

半数以上の方が半年以内に喫煙を再開し、1年後も禁煙を維持しているのは、10%程度

 

という結果が出ているぐらいなんです。ですから意志の力って結構弱いものです。ですからしっかりしたサポートを専門家から受け、無理なくすすめていくことが重要です。いつでも相談に乗りますよ。お気軽に声をかけて下さい。

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ND(ニコチン依存症)

先ほども申し上げたとおり、喫煙がやめられないのは「ニコチン依存症」という病気です。

医学界では、喫煙を「“喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)”という全身疾患」と位置づけています。ND、つまりニコチン依存症は「“治療の必要な”完治できる病気」なのです。

では、人はなぜND(ニコチン依存症)になるのでしょうか。

ニコチンは麻薬と同じ

タバコに含まれているニコチンは、神経に作用します。タバコを吸うとニコチンが肺から血中を通って脳に届くわけですね。これが何となく、“頭がすっきりした”“集中力が高まった”“気分が落ち着いた”という感じにさせるのです。

これはニコチン自体が非常に依存性の強い物質で、その依存性はアルコールよりはるかに強く、ヘロインと同等だと言われています。ヘロインって麻薬。その麻薬より強いってちょっと恐い感じがしますね。

このことはニコチンという物質による身体的依存と位置づけられますが、一方、食後の一服と称して半ば習慣化してしまった喫煙というのもあります。いわゆる惰性というものですね。これを心理的依存症と呼びます。この身体的依存と心理的依存が相まって結局タバコをやめられないということになってしまうんですね。

ニコチンによる禁断症状

タバコを吸うと、血液中のニコチンの濃度は急激に上昇し、分解され徐々に低下していきます。このニコチンの分解度は個人によって違うのですが、約30〜40分で半分に減少します。その結果、イライラ、苦痛、不安、ふるえ、眠気、あくび、だるいなどの症状を感じるため、次のタバコに手が伸びる…ということを繰り返していくんですね。次から次にタバコが欲しくなってしまう症状、これを「禁断症状」といいます。この禁断症状が、なお一層禁煙を難しくしているんですね。

では、禁煙にトライする前にあなたが今どの程度ニコチン依存症になっているのかチェックしてみましょう。

【ニコチン依存症チェック(NDチェック)】

Q1.どうしてもタバコを吸いたいという欲望を抑えられない
Q2.喫煙の時間あるいは量をコントロールできない
Q3.タバコをやめたら禁断症状が現れる
Q4.タバコを吸う本数がだんだん増えている
Q5.タバコ以外の楽しみや興味を持てなくなりつつあり、吸っている時間が長くなっている
Q6.タバコは有害だということがわかっているにもかかわらず依然としてタバコを吸ってしまう

いかがでしたか?以上6つの項目のうち、3つ以上が当てはまってるとすればまちがいなく“ニコチン依存症”。まずは専門のドクター、病院に相談されることをおすすめします。

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なお、このNDチェックの他に、吸う本数や時間帯、我慢度などのファクターからチェックするND依存度チェックというのもあります。このチェックについても当院にて行えますので遠慮なくご相談下さい。

タバコはいろんな病気の先導役?

皆さんよくご存知かもしれませんが、タバコにはどのくらい有害な物質があるのでしょうか?タバコの煙には約4000種類の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上が有害物質と言われています。

タバコにはジメチルニトロサミン、メチルエチルニトロサミンなどの発がん性物質をはじめ、有害物質のタール、アンモニア、一酸化炭素などが含まれています。この有害物質がいろんな病気を引き起こす原因となっていることが次第に明らかになってきました。

【喫煙者におこる肺の変化】

肺表面
きれいな肉色の正常な肺 黒線はススやタール 大部分が黒く変化 全て真っ黒!
肺割面
スポンジの様で小さな穴の大きさは1/10mm、数は3億個 少し拡大、全てタール 穴の大きさは5~6mmに拡大、数は正常の半分位 正常な細胞がほとんどない

資料提供:禁煙サポートサイト いい禁煙

【喫煙本数と死亡リスク】

1日の喫煙本数に比例して病気による死亡リスクは高くなります。非喫煙者(1.0)と比較した喫煙者の死亡率(男性)は以下のような統計があります。

  • クモ膜下出血 1.8倍
  • 喉頭がん 32.5倍
  • 食道がん 2.2倍
  • 虚血性心疾患 1.7倍
  • 口腔・咽頭がん 3.0倍
  • 肝臓がん 3.1倍
  • 肺気腫など 2.2倍
  • 肺がん 4.5倍
  • 胃がん 1.4倍
  • 胃潰瘍 1.9倍
  • 膀胱がん 1.6倍
  • 膵臓がん 1.6倍
  • 子宮がん(女性) 1.6倍

このすべてがかならずしも全部の人に当てはまるわけではありませんが、がん一つとってもそのリスクは大きいものです。一日に50本以上タバコを吸う人の肺がんになる確率は非喫煙者の15倍にも達すると言われています。この他にも、ぜんそく・慢性気管支炎などの呼吸器疾患や狭心症・心筋梗塞などの循環器疾患それに糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病とも大いに関係があります。

禁煙外来でニコチン依存症とおさらば

喫煙は、“喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)”という全身疾患です。ND(ニコチン依存症)の治療は、まず禁煙からスタートなのですが、先ほども申し上げたとおり、意志の力だけではなかなか難しいものです。

以前は禁煙は医療保険が使えず自己負担で禁煙パッチとよばれる道具を使って実施していましたが、これが最近、健康保険で禁煙治療を受けられるようになってきました。当院はその指定を受けている医療機関です。

禁煙外来ではまず問診にはじまり、ニコチン依存度や喫煙の状況チェック、次に吐き出す息の一酸化炭素濃度の測定や禁煙開始日の計画などを行い、治療のための禁煙補助薬の処方などを行います。このあとも再診を通じて禁煙成功に向けた取り組みを継続して行っていきます。

何と言っても禁煙は自分だけの力ではなく

 

“他人と約束する”

 

ことによって成功の確率が高まります。そのサポート役が私たち医師の役目です。あなたの禁煙成功に向けて共にチャレンジしていきましょう。お問い合わせはお気軽にお寄せ下さい。

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医療法人たけしば会 竹之内内科クリニック外観

当院の基本概要

医療機関名 医療法人たけしば会 竹之内内科クリニック
院長名 竹之内 彰一
所在地 〒891-0102
鹿児島市星ヶ峯1丁目29-5
TEL 099-264-6858
FAX 099-210-5676
診療科目 呼吸器科、循環器科、消化器科、小児科、内科
診療時間 月~金曜日:
9:00~12:30、14:00~20:00
土曜日:9:00~12:30
※休診日:日曜日、祝祭日
薬の処方 院内・院外処方
受動喫煙防止対策 院内全面禁煙
電子カルテ 導入済み
実施している健康診断 一般健康診断、定期健康診断、特定健診、乳幼児健診(3・4ヶ月、7・8ヶ月、1才時) など
予防接種 インフルエンザ、三種混合、MRワクチン など
所属学会 日本循環器学会、日本臨床内科医会、日本医師会認定産業医、日本医師会認定スポーツ医